当サイトのヘアドライヤー機能表における評価基準について

当サイトではヘアドライヤーの機能表において、各項目に判断基準を設けています。

選びかたのポイントについての評価基準

当サイトの「選びかたのポイント」における評価基準は以下のとおりです。

大風量

当サイトでは「カタログ値の風量が1.6m3以上ある」ことを、「大風量」とします。

メーカー測定値の妥当性については、主に日本電機工業会において2015年(平成27年)4月に制定された「ヘヤドライヤの風量測定方法」をご覧ください。

参考:ヘアドライヤー|一般社団法人 日本電機工業会

高風速

「ブラシレスDCモーター」、または従来より効率の高い「高性能モーター」を採用し、小型の吹出口の形状など、風の速度を高め、髪のドライにおける使用感を高める工夫、またはその製品上の傾向があるものを「高風速」として当サイトは評価します。

参考:BLDCモータとは?|2-2-1 ブラシレスDCモータとは|ニデック株式会社

軽量

本体重量が「ケーブル込のカタログ値で600g以下」のヘアドライヤーを「軽量」として当サイトでは評価します。

カタログなどメーカー公表の数値において、「ケーブル込の本体重量が公表されていない場合」は、「ケーブルを含まない本体重量が490g以下」のヘアドライヤーを「軽量」とします。

「ケーブル込の本体重量が公表されている場合」は、「ケーブルを含まない本体重量」より、「ケーブル込の本体重量」を評価基準として優先します。

超軽量

本体重量がケーブル込のカタログ値で500g以下のヘアドライヤーを「超軽量」として当サイトでは評価します。

カタログなどメーカー公表の数値において、「ケーブル込の本体重量が公表されていない場合」は、「ケーブルを含まない本体重量が390g以下」のヘアドライヤーを「超軽量」とします。

「ケーブル込の本体重量が公表されている場合」は、「ケーブルを含まない本体重量」より、「ケーブル込の本体重量」を評価基準として優先します。

マイナスイオン

イオナイザーを搭載し、「マイナスの電荷を帯びた陰イオン」を発生し、電気的に安定させることで、髪と頭皮の「プラスの帯電を抑制する効果が期待できる」機能を、その発生したイオンの多寡に関わらず、当サイトでは「マイナスイオン」とします。

プラス&マイナスイオン

イオナイザーを搭載し、「マイナスの電荷を帯びた陰イオン」だけでなく、「プラスの電荷を帯びた陽イオン」を発生し、電気的に安定させることで、髪と頭皮の「帯電を抑制する効果が期待できる」機能を、その発生したイオンの多寡に関わらず、当サイトでは「プラス&マイナスイオン」と呼称します。

ナノイー

メーカー調べとその広報において、一般的なマイナスイオン(代表的な粒子径:1.3nm)の約1000倍(体積比)の水分が包まれているイオン(ナノイーの代表的な粒子径:13nm)を発生する機能を、当サイトでは「ナノイー」と呼称します。

判定基準はすべてメーカーの評価または呼称に準じます。

参考:ヘアドライヤー ナノケアとイオ二ティの効果の違いは|よくある質問|PANASONIC

高浸透ナノイー

「広い放電領域の形成により,水微粒子の分裂を促進するリーダ放電を使用」したイオンを発生し、メーカー調べとその広報において、従来のナノイーとの比較で水分発生量が18倍に及ぶ機能を、当サイトでは「高浸透ナノイー」として呼称します。

判定基準はすべてメーカーの評価または呼称に準じます。

参考:技術論文<美容>リーダ放電を用いたヘアケア向け帯電微粒子水発生デバイスの開発|PANASONIC

プラスマクラスター

プラズマ放電を利用してプラスとマイナスのイオンを発生することで、静電気を抑制する機能を、以下の条件に合った場合に、当サイトではメーカー呼称を優先して「プラズマクラスター」と呼称します。

放電電極に電圧をかけてイオンを発生させる一般的なイオナイザーの仕組みと同じ、若しくは類似していた場合も、効能や性能的な差異ではなく、市場に深く認知された「水分子をクラスター化させた点」にメーカーが焦点をあてた機能を有している場合。

判定基準はすべてメーカーの評価または呼称に準じます。

参考:プラズマクラスターの原理|シャープ

温冷リズム切替

ヘアドライヤーの温風で髪をドライする際に、一定の周期で温風と冷風を交互に自動で切り替えるモード、または設定ができる機能を、当サイトでは「温冷リズム切替」と呼称します。

「温冷リズム切替」にはモードを選択する必要なく、電源を入れてすぐに、初期設定で一定の周期で温風と冷風を交互に自動で切り替える設計のヘアドライヤーなどを含みます。

スカルプモード

ヘアドライヤーの温風で髪をドライする際に、ダメージにつながりにくい頭皮の温度になることを目的に、風の温度を通常時より抑制して作動するモードを、当サイトでは一律に「スカルプモード」と呼称します。

各メーカーの設計思想の違いから、温風使用時の頭皮の目標温度を50℃以下としていない場合も、そのモードが目的としているのが同じ「頭皮の健康」だった場合は、当サイトでは同様に「スカルプモード」として扱います。

遠赤外線

ヘアドライヤーの温風作動時に、本体に搭載、または塗布、または焼き付けしたセラミック物質を加熱することで、3μm~1mmの波長の電磁波の一種である遠赤外線を放射し、対象の分子を振動させることで、熱エネルギーを発生させる機能を、当サイトでは「遠赤外線」と呼称します。

当サイトでは一般によく知られている科学的現象としての広義の遠赤外線ではなく、主に遠赤外線の照射を利用して髪の速乾に寄与する、ヘアドライヤーの一機能として「遠赤外線」という呼称を扱います。

参考:赤外・遠赤外加熱の原理│一般社団法人日本エレクトロヒートセンター

ハイドロイオン

セラミックから照射される遠赤外線の効果と、イオナイザーの静電気抑制効果を併用したヘアドライヤーの機能を、以下の条件に合った場合に、当サイトではメーカー呼称を優先して「ハイドロイオン」とします。

放電電極に電圧をかけてイオンを発生させる一般的なイオナイザーの仕組みや、分子を振動させて対象に熱エネルギーを発生させる遠赤外線の仕組みが、同じ若しくは類似していた場合も、効能や性能的な差異ではなく、市場に深く認知された「髪の内部の水分を保持したしっとりとした髪の仕上がり」が期待される場合。

判定基準はすべてメーカーの評価または呼称に準じます。

室温センシング

「環境温度」を計測するセンサーを有し、「温風と冷風を自動で切り替え」たり、「風の温度を抑制する」ことで、「毛髪の過度な温度上昇」を緩和する機能を、「ヘアドライヤーの使用環境」として一般的に「屋内での使用」を想定される場面が多い点を踏まえて、当サイトでは「室温センシング」と呼称します。

風温センシング

吹出口などに搭載した「風の温度」を計測するセンサーを有し、「温風と冷風を自動で切り替え」たり、「風の温度を抑制する」ことで、「毛髪の過度な温度上昇」を緩和する機能を、当サイトでは「風温センシング」と呼称します。

対象温度センシング

吹出口などに搭載した「対象物の温度」を計測するセンサーを有し、「温風と冷風を自動で切り替え」たり、「風の温度を抑制する」ことで、「毛髪の過度な温度上昇」を緩和する機能を、当サイトでは「対象温度センシング」と呼称します。

距離センシング

吹出口などに搭載した「対象物の距離」を計測するセンサーを有し、「温風と冷風を自動で切り替え」たり、「風の温度を抑制する」ことで、「毛髪の過度な温度上昇」を緩和する機能を、当サイトでは「風温センシング」と呼称します。

おすすめの髪質についての評価基準

当サイトの「おすすめの髪質」における評価基準は以下のとおりです。

くせ毛

生まれつき毛球の大きさやゆがみなどに由来し、波打ったり縮れた毛髪を、くせの程度に関わらず、当サイトでは総じて「くせ毛」とします。

「くせ毛におすすめ」のヘアドライヤーを評価する基準として、通常の温風によるドライと比較して、クセがのばしやすかったり、「髪の水分量をなるべく均一にする」ことで「湿気によるクセの戻りを抑制」する期待から、当サイトでは以下の条件を設けています。

  • 通常のドライに比べてくせをのばしやすい「温冷リズム切替」や「ブロー用ノズル」、または速乾性を高める「遠赤外線」の、いずれかの機能や付属物がある。
  • 吹出口の風の温度が強運転で「100℃以上」ある。

ただしシスチン結合や水素結合などの各影響の強さや、髪内部の疎水性と親水性の偏りなど髪質には個人差があり、ヘアドライヤーの機能による一定の効果・効能を保証するものではありません。

参考:「サロンワーク発想だからわかる!きほんの毛髪科学【改訂版】タカラベルモント株式会社/監修」|女性モード社

直毛

生まれつきシスチン結合や水素結合が均一で、直線的な毛髪を、その硬さや太さに関わらず、当サイトでは総じて「直毛」とします。

「直毛におすすめ」のヘアドライヤーを評価する基準として、指どおりのよさと、髪のセットを容易にすると期待できる観点から、当サイトでは以下の条件を設けています。

  • マイナスイオンを発生する「イオナイザー」を搭載している。
  • 「セット用ノズル」を付属、または類する機能を持っている。

エイジング毛

加齢による影響で、髪の表皮が剥がれやすくキューティクル層が薄くなるなどの複数の要因から、コルテックス領域の主に内容成分が流出することで、毛髪内部の空洞化が進行し、変形してうねったり、光の乱反射によって透明感を失った髪を、当サイトでは「エイジング毛」とします。

「エイジング毛におすすめ」のヘアドライヤーを評価する基準として、熱ダメージや、静電気起因の摩擦ダメージによるキューティクル層の減少を抑制する観点から、当サイトでは以下の条件を設けています。

  • 髪の熱ダメージを軽減する目的として「センシング機能」を有している。「センシング機能」とは、「環境温度」、「風の温度」、「対象との距離」、「対象の温度」のいずれかを計測するものとする。
  • マイナスイオンを発生する「イオナイザー」を搭載している。

ダメージ毛

日常的な物理ダメージに加え、紫外線、ストレス、食生活、カット不良、ドライヤーの温風、カラーやパーマ剤によるケミカルダメージなど複数の要因から、キューティクル層のバリア機能や疎水性が弱まり、「セラミド」、「メラミン」、「NMF」、「PPT」などの内容成分が流出して切れ毛、枝毛が発生していたり、水分の保持が難しく水を吸い込みやすく流出しやすくなることで、パサつきや引っかかりを感じるようになった髪を「ダメージ毛」とします。

「ダメージ毛におすすめ」のヘアドライヤーを評価する基準として、内容成分のさらなる流出を抑制する観点から、当サイトでは以下の条件を設けています。

  • 吹出口の風の温度が強運転で「100℃を下回る」、または「スカルプモード」や、「低温」の設定が容易にできる。「低温」の設定の定義には、アタッチメントの装着で「低温の風」をだせることを含むものとする。
  • マイナスイオンを発生する「イオナイザー」を搭載している。

多毛

実際の髪の毛の本数より、毛髪に太さなどに起因し、頭髪全体の厚みがあり、ボリュームがあり広がりやすいなどの全体的な頭髪の傾向を、一般的な通念に照らして当サイトでは「多毛」とします。

「多毛におすすめ」のヘアドライヤーを評価する基準として、風量または風速があることで頭からのドライが容易で、低温の風で毛髪内の水分量を保持しやすく、静電気による摩擦を原因とした髪の広がりを抑制する観点から、当サイトでは以下の条件を設けています。

  • 「ブラシレスDCモーター」、または同等の高効率モーターを採用している。
  • 吹出口の風の温度が強運転で「100℃を下回る」、または温度調節で低温の風がだせる。
  • マイナスイオンを発生する「イオナイザー」を搭載している。

ねこっ毛

実際の髪の毛の本数より、毛髪に太さなどに起因し、頭髪全体の厚みが少なく、ボリューム不足により全体の形を作りにくいなどの頭髪の傾向を、一般的な通念に照らして当サイトでは「ねこっ毛」とします。

「ねこっ毛におすすめ」のヘアドライヤーを評価する基準として、髪にテンションをかけたり、毛流れの向きを意識してボリュームアップするドライを、比較的容易にする観点から、当サイトでは以下の条件を設けています。

  • 吹出口の風の温度が強運転で「100℃以上」ある、または「ボリュームアップモード」に類するモードを搭載している。
  • 当サイトの基準においての「高風速」ではない