日々の髪のセットに気をつけたい家電アドバイザーかふ太です。

ヘアドライヤーの先端にあるフードって、何の意味があるの??
と思っている人は多いですよね。
何を隠そう、ぼくも家電量販系の企業に就職するまでは、ドライヤーのフードに何か意味があるかなんて、気にもしていませんでした。
フードが何のためにあるかの答えですが、髪のセットが目的です。

髪を乾かすなら、フードをはずした状態が基本です!
そこでドライヤーのフードについて詳しく解説します。
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かふ太
【家電製品協会認定 総合家電アドバイザー】
大手家電量販系の企業で20年以上のキャリア、現在もマネージャーとして勤務
ドライヤーのフードについてのよくある質問と回答
ドライヤーのフードについての、よくある質問に回答します。
ドライヤーのフード(ノズル)の役割を教えてください
- ドライヤーのフード(ノズル)の役割を教えてください。
ドライヤーのフードがあるドライヤーと、ないドライヤーを同じ条件で使った場合、何か違いはありますか?
ただしドライヤーの性能は同じ場合に限ります。
風が広がったり、風の温度が高くなるなど、違いがあったら教えてください。 -
「フードがない状態」に対して、「フードをつけた場合」の違いは、「風のあたる範囲がせまくなる」ことと、「風の速さがあがる」ことです。
ちょうど水道のホースの先端をつぶして、水の勢いがあがるのと同じです。
ドライヤーの性能は、熱量と風量が大きければいいわけではありません。
ドライヤーは熱ではなく、「風で乾かすのが基本」です。
風の温度が高いほど、熱ダメージにつながりやすいからです。
ただし髪のクセをのばしたり、髪にボリュームをだしたいなど、高い温度が求められる場合もあります。
セットフードは「前髪のセット」や、「髪を立ち上げるとき」にポイントで使います。
髪や頭皮にダメージを与えるため、髪の根元に風を送る目的では使いません。

ドライヤーのフードの役割について、さらに詳しく解説するよ!
ドライヤーのフードの役割

ドライヤーのフードの役割を詳しく解説します。
セットフードは外した状態が基本

ドライヤーを買ったときに、標準でフードが付いているので、付けたまま使っている人も多いかもしれません。

とりあえず付けてしまうのが人情ですよね
実はドライヤーのセットフード(ノズル)は、はずして髪を乾かすのが基本です。
外した状態のほうが広範囲に風が届いて、髪が乾きやすいです。
しかも熱が高すぎないため、髪のダメージもおさえられます。
セットフードは狙ったポイントだけ風をあてたい場合

セットフードは、仕上げで髪をセットするときに使います。
狙ったポイントにだけ風をあてられるからです。
温度高め、風は弱めで使うと、理想の髪型に仕上げやすくなります。
風のスピードを速くする

風が強すぎると、髪がばさばさして、セットがくずれてしまいます。
かといって風量を落とすと、風の力が足りずにストレスです。
ポイントに風をあてる場合も、セットフードを使うことで、ホースをぎゅっとしぼったように、しっかり風が届きます。
ドライヤーのフードのメリット・デメリット

ドライヤーのセットフードのメリットとデメリットは、使う場面で変わってきます。
メリットは仕上げにポイントで風をあてられること

セットフードを使うメリットは、風のあたる範囲を限定して、ポイントで使えることです。
前髪をセットしたり、髪にボリュームをつけるために、立ち上げるときなどに使えるのがメリットです。
フードを付けたまま乾かすと温度が高すぎる

セットフードをつけたまま強風で使うと、風のあたるポイントの温度が高すぎて、髪のダメージにつながる場合があります。
使用するシーンを間違えると、デメリットになります。
ドライヤーのいろいろなフード
ヘアドライヤーにはセットフードのほかに、いろいろな用途のフードがあります。
拡散フード

ドライヤーにつけるフードのひとつに、くるくるかわいい自然なカーリーヘアを作るための、拡散フードがあります。

「ハナサク ヘアドライヤー」などのように最初から付属する場合や、後付で拡散フードだけ買うこともできます。


ストレートノズル

「Dreame Pocket 速乾ヘアドライヤー」などに付属する、ストレートノズルは、手軽に髪のクセをのばせます。

ブローノズル

- 引用:楽天テスコム公式
「Nobby by TESCOM プロテクトイオンドライヤー NIB500B」や、「Nobby by TESCOM ヘアドライヤー NIB400A」などに付属するブローノズルは、ブラシにあてて、だれでもかんたんにブローができるノズルです。
つやつやストレートに仕上げられます。


フードをはずした基本的なヘアドライヤーの使い方
ドライヤーは使い方しだいで、素早く髪を乾かせます。
時短ドライで、あいた時間を別のことに活用しましょう。
ドライ時間が短いと、熱ダメージが少ないため、さらに美しい髪に導きます。
タオルドライは2枚使いがおすすめです。
体を拭くタオルと、頭を拭くタオルをわけることで、ぐっとドライ時間が短くなります。
髪や頭皮はごしごし拭かずに、包むように水分を吸収させます。
マイクロファイバーの吸水性の高いタオルを使うと、短い時間で乾かせます。
ドライヤーはセットフードを外した状態でドライします。
髪は根もとから乾かすのが、ドライ時間を短くするポイントです。
手ぐしで髪のあいだにスキマを作って、風を送りこむイメージです。
スカルプモードを使うか、温度設定を低くしてあげると、頭皮へのダメージを抑制できます。
全体を8割まで、毛流れに沿って乾かします。
手ぐしで少し引っぱりながらドライ すると、クセをのばせます。
弱風にして、髪の流れをととのえます。
ここでしっかり髪を乾かします。
冷風でセットした髪を固定し、キューティクルをととのえます。
髪はタンパク質でできているので、熱するとやわらかくなり、冷やすと固定できます。
冷風の割合は、温風8:冷風2が目安です。
ドライヤーのフードまとめ
本記事ではドライヤーのフードの役割について解説しました。
ドライヤーのセットフードは、ドライのときは外して、髪をセットするときに使います。
それでは総合家電アドバイザーかふ太でした。
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